トマトの種まき(播種)の時期と方法

トマトの種まき(播種)の時期と方法

今回は、トマトの播種(はしゅ)についてのお話です。

播種とは、土に種をまくことで、いわゆる「種まき」のことです。
種まきの時期と方法についてまとめているので、トマトを種から育てる方は、ぜひ参考にしてください。

ちなみに、トマトの種はこのようにとても小さいです。
トマトの種

トマトは、専用の土を使って気温管理さえ出来れば、意外と簡単に芽が出てくれます。
「トマトを種から育てるのって難しそう・・・」とお考えの方も、一度挑戦してみてください。

トマトの種まき(播種)

露地栽培の場合

露地栽培の場合、トマトの種まきは、一般的には暖かくなり始める3月~4月の間に行います。

ただし、この時期は、特に朝晩は冷え込む日も多いので、外ではなく室内の暖かい場所に置いておくと発芽しやすくなります。
私の場合は、暖かい日中は外に出して、冷え込む日や夜は玄関の端の方に置いています。

ただ、もし予算に余裕のある方は、育苗ヒーターや育苗ポットを使用するのもおすすめです。
育苗ヒーター・育苗ポットをチェックする

上手くいけば、7~10日くらいでこのように発芽してくれます。
発芽後のトマト

また、地域によっても時期に差はあり、温暖な地域だと2月下旬ごろに種まきを行うこともできます。

因みに、強者になると、こたつの中で発芽させるという方もいました。
ポットの数が少ない方は、真似をしてみるとより確実に発芽するかもしれないですね。

ハウス栽培の場合

ハウス栽培の場合、2月~3月に種まきを行うことができます。

プロ農家でもない限りビニールハウスをお持ちの方は少ないです。
ですが、家庭用の小さなビニールハウスをお持ちの方は、2月に種まきを行いましょう。

トマトの種まき方法

トマトの種まき方法を紹介します。

トマトの種は、土壌に直接まくのではなく、ポットにまいていきます。

たくさんまいて苗を作る場合は、このような連結ポットを使用すると便利です。
連結ポット

このサイズの連結ポットであれば、例えばコメリであれば300円以下で売ってあります。

数が少ない場合は、このような通常のポリポットにまくのがおすすめです。
ポリポット

ポリポットを使用する場合は、直径7.5cmか9cmのサイズがおすすめです。
ポットが大きすぎると、定植(植え替え)時に作業をしにくいので、直径7.5cmか9cmがちょうどいいサイズです。

因みに、直径7.5cmのポリポットは、コメリであれば100個セットで200円以下で販売されています。
コメリじゃなくても、ホームセンターであれば安く手に入るはずです。

連結ポットを使用する場合、まずは全体的に土を詰めていきます。
土を敷き詰めた連結ポット

このあと、1つのポットに複数の穴をあけて、パラパラと種をまいていきます。
このような感じですね。
トマトの種まき

穴の深さは0.5~1㎝程度でOKです。
また、1つのポットに、大体4~5個程度まいていきます。

ただ、私の場合は、前年に種を大量に採取しておいたので、1つのポットにたくさんまけます。
ですが、種を購入された場合は、大事にしたいので1ポットに1つずつまいていきましょう。

種をまき終わったら、土を被せ、水をたっぷりとかければ終了です。
種の上に被せた土

ポリポットを使用して種をまく場合も、基本的には同じです。
ポットに土を入れて、パラパラと種をまきます。
トマトの種まき

種をまき終わったら、暖かい場所にポットを置いておきましょう。
トマトは、気温が低いと発芽しにくいので、極力暖かい場所を探してください。

早ければ、7~10日くらいで発芽します。
発芽後のトマトの芽

ただ、気温の低い日が続くと発芽が遅れることもあります。
なかなか発芽しない場合でも、気長にしばらく待ってみてください。

また、種まきに使用する土は、出来れば専用の「種まき培土」がおすすめです。
排水性、通気性、保水性などもよく、発芽しやすい環境を作れます。
種まき培土

もしくは、野菜の培養土でもOKです。
ただ、培養土にも様々なタイプがあります。
私のおすすめは、「花・野菜用ガーデニング培養土」です。
花・野菜用ガーデニング培養土

「花・野菜用ガーデニング培養土」は、湿り気が少なく、種まき用の土としても使いやすいです。
正確な価格は覚えていないですが、コメリであれば20L入り・500円以下で購入できます。

育苗ヒーターマット・育苗器があれば発芽・生育がスムーズ!

もし、予算に余裕のある方は、「育苗ヒーターマット」の購入もおすすめです。
10,000円以下で購入できるので、興味のある方はチェックしてみてください。
>> 育苗ヒーターマット

また、ヒーター付きの育苗器も販売されています。
家庭で使用するには少し値が張りますが、発芽から生育までスムーズに行えるので、こちらもチェックしてみましょう。
>> 昭和精機工業 発芽育苗器菜蒔期

さらに、育成ライト付きの育苗ポットも販売されています。
>> 育苗ポット植物育成ライト付き

最後に

今回は、トマトの種まきについて紹介しました。

トマトの種は、播種後、暖かい場所において温度管理をしっかりと行えば、基本的には発芽します。
そのため、種から育てやすい野菜です。

苗を買ってきて、そのまま土壌に植え替えて育てるのも楽しいです。
ですが、自身で種を植えて一から栽培するのもとても楽しいです。

トマト栽培を楽しみたい方は、ぜひ挑戦してみてください!

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