トマトの鉢上げとは?方法を画像付きで紹介!

今回は、種から育てたトマトの苗を鉢上げする方法を紹介します。
鉢上げとは、1つのポットで育った複数の苗を、1本1本に分ける作業を指します。
もしくは、小さなサイズのポットから大きなポットへ植え替えることを言います。
トマトの栽培を種上から挑戦されている方は、ぜひ参考にしてください。
トマトの鉢上げについて
鉢上げとは、小さな鉢から大きな鉢へ植え替える作業のことです。
例えば、1つのポットにたくさんの種を植えた場合に、発芽し育った苗を1本ずつ大きなポットへ植え替えることがあります。
トマトの場合、本葉が2、3枚の内に鉢上げを行うのがおすすめです。
成長しすぎると、苗同士が根が絡まりすぎて、鉢上げ時の根へのダメージが大きくなるので、失敗する可能性が高くなります。
また、1ポット1本植えの場合に、より大きなポットへ植え替えることもあります。
トマトは、連結ポットのような小さなポットでたくさんの苗を作ることもあります。
その場合、大きく育ってきた苗を選んで、より大きなポットへ移します。
トマト苗の鉢上げ方法
今回は、このように1つのポットにたくさん植えたトマトの苗を、1本ずつ別々のポットに分けていきます。
私の場合は、いつも本番が2~3枚になる前のこのくらいのサイズで鉢上げを行っています。
それでは、実際の作業手順を紹介します。
作業自体は簡単ですが、極力根を傷めないように慎重に行うのがコツです。
まず、ポットから土ごと苗を取り出します。
そのあと、このように苗を1本1本バラバラにします。
苗を分ける際に、絡まった根がちぎれてしまうこともあります。
出来る限り、根がしっかりと残っている苗を選んで鉢上げを行います。
次に、土を敷き詰めたポットを用意し、深めに穴をあけておきます。
※この写真よりももう少し大きめに穴をあけておくと、植え替えやすいです。
そして、その穴にトマトの苗を植え付ければOKです。
植え付け後は、苗の周りの土を指で軽く押さえてしっかりと固めてきましょう。
そうすることで、根が土としっかりと密着して定着しやすくなります。
このような感じで、バラバラにした苗を1本ずつポットに植え替えればOKです。
このあとは、たっぷりと水を与えるようにしてください。
表面上だけ濡れていて中まで水が浸透していないことも多いので、気持ち多めに水やりした方がいいです。
鉢上げ直後の苗は、根が傷ついていることもあり、日光に長く充てると元気がなくなることもあります。
鉢上げ後は、しばらく日陰に移して様子を見ましょう。
そして、元気になれば、日光の当たる場所に移して、しっかりと光合成をさせてあげましょう。
また、苗をバラバラにする際に、絡まった根が切れてしまうことがよくあります。
このようにほとんど根が残っていない苗も出てきます。
このような苗は、私の場合はあきらめて土壌の栄養になってもらっています。
でも、トマトは根が生えやすい植物なので、このくらい根が残っていれば元気に育ってくれることもあります。
残しておきたい方は、根が切れてしまった苗もポットに植えつけておいてもいいとは思います。
トマトの植え替え(定植)の時期
トマトの苗を鉢上げした後は、定植できるサイズになるまでしっかりと育ててあげましょう。
定植の目安は、このようにトマトの第一花房(一番最初にできる花のつぼみ)ができる頃です。
トマトの苗は、この第一花房ができる時期に植え替えると、根付が良いと言われています。
とは言っても、すべての苗が同じスピードで育つわけではありません。
あくまで目安なので、複数の苗を育てている方は、まだ第一花房ができていない苗や、すでに第一花房の花がすべて咲いてしまっている苗があっても問題はありません。
最後に
今回は、トマトの鉢上げ方法を紹介しました。
トマトを種から植えて栽培に挑戦されている方は多いです。
そのような方は、ぜひ当記事を参考にしていただけると幸いです。