トマトを「挿し木」で増やす方法を紹介!

今回は、トマトを「挿し木」で増やす方法を紹介します。
トマトの挿し木は、管理さえしっかり行えば、基本的には成功しやすいです。
誰でも簡単に行えるので、トマトの挿し木に挑戦したい方は、ぜひ参考にしてください。
トマトの挿し木の方法
トマトを挿し木で増やす場合、脇芽を利用します。
脇芽とは、トマトの枝と葉が枝分かれしている部分の付け根から出てくる芽のことを指します。
実際にチェックしてみると、このように新しく出ている芽が見つかると思います。
この脇芽は、直ぐに大きくなり、放置しておくと主枝と見分けがつかなくなるほどに大きくなります。
それに、脇芽は、すべての枝分かれ部分から出てくるので、栄養分も分散してしまいます。
その為、定期的にチェックして、不要な脇芽は切り取ってしまいます。
脇芽の用意をする
挿し木に使用する場合には、10~15cm程度に育った脇芽を使用するのがおすすめです。
もし、脇芽が大きくなりすぎている場合は、15cm程度に切って使用すればOKです。
それでは、脇芽をハサミで切ってしまいます。
※もし、下の方に葉が付いている場合は、切り取っておきましょう。
また、茎の先端は斜めに切っておきましょう。
斜めに切ることで、挿し木をした際に水を吸える部分の面積が大きくなり、発根しやすくなります。
これで、挿し木に使用する脇芽の準備が完了です。
次は、実際に挿し木をしてトマトの株を増やす方法を紹介します。
発根させる
脇芽から発根させる方法としては2通りあります。
- 脇芽を水につけて発根させる(水挿し)
- 脇芽を土に直接挿して発根させる
1. 脇芽を水につけて発根させる方法(水挿し)
一般的には、準備した脇芽を水につけて発根させる方が多いです。
上記で用意した脇芽を、このような深さのあるカップに付けておけばOKです。
※茎の3分の1程度が水に浸かるようにしてください。
カップは、何でもいいので、ゼリーなどの食べ終わったものを使用すればOKです。
このようなビンがあれば、それでも問題はないです。
要は、脇芽を浸けれれば何でもOKです。
このあとは、1~2週間ほど置いておけば、このように発根します。
脇芽を指したカップやビンは、涼しくて日が当たらない場所に置いておきましょう。
また、水は毎日変えて清潔に保つようにしてください。
発根したら、その脇芽を土の入ったポットに挿しておきます。
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その後、さらにしっかりと根が張ってくれば、プランターや路地などに植え替えればOKです。
※ポットの下の穴から根を確認できればOKです。
2. 脇芽を土に直接挿して発根させる
私は、面倒くさがりなので、水挿しは行わず、準備した脇芽を土を入れたポットに直接挿してしまいます。
このような感じです。
このあとは、たっぷりと水を与えてください。
ポットは、涼しくて日が当たらない場所に置いておきましょう。
そして、土が乾かないように、水の管理だけはしっかりと行ってください。
ただ、このあと、脇芽はだんだん萎れてきます。
これを見ると、挿し木に失敗したと思ってしまいますよね。
ですが、これは全く問題ないので安心してください。
土が乾かないようにして日陰においておけば、このようにだんだんと元気になってきます。
このあとも、日中は萎れた状態になることもあります。
ですが、1週間程度枯れずに乗り切れば、根も出て挿し木成功です。
実際に1週間ほど経過した脇芽をポットから引き抜いてみると、このように発根しているはずです。
※説明のために引き抜いただけなので、皆さんは抜かないようにしてください。
このあとは、ポットの下まで根がしっかりと張ってくれば、プランターや畑などに定植すればOKです。
因みに、私の父親は、脇芽を畑に直接挿していました。
これでも、土が乾かないように注意して水やり続ければ、上手く根付いてくれます。
脇芽を挿した直後は、数日萎れたようになりますが、元気なってくると根が出て水をしっかりと吸えるようになったサインになります。
最後に
今回は、トマトを「挿し木」で増やす方法を紹介しました。
トマトは、脇芽を使うことで簡単に株を増やすことができます。
挿し木の方法も簡単なので、ぜひチャレンジしてみてください!