トマトの苗を定植する(植え替える)方法を紹介

トマトの苗の定植(植え替え)を行う方法を紹介します。
トマトの定植方法は、露地栽培でもプランター栽培でも基本的に同じです。
今回は、露地で定植する方法を紹介しますが、プランターや植木鉢でトマトを栽培される方も参考にしてください。
トマトの苗の定植方法
それでは、トマト苗の定植方法を画像を使って説明していきます。
※今回は千果という品種のミニトマトを使って説明しますが、他の品種でも定植方法は同じです。
まず、トマトの苗を植える場所を綺麗に整形します。
トマトの苗を植える箇所に穴を掘ります。
穴の深さとしては、ポットが収まる程度が目安です。
穴の中にたっぷりと水を入れます。
水が引くのを待ちます。
水をたっぷりと入れておくことで、定植後に根が張りやすくなります。
土壌に穴をあけたらそのまま苗を定植される方もいますが、必ずたっぷりの水で浸しておきましょう。
ポットからトマトの苗を取り出します。
根がしっかりと伸びていますね。
それでは、この苗をそのまま穴に入れてあげます。
穴を掘った際に出た土を苗の周りに戻してあげます。
土を戻したら、苗の周りの土を手やスコップなどで叩いて、しっかりと固めておきます。
苗の周りの土を固めることで、根と土がしっかりと密着します。
それにより根が固められて、さらに土壌から水をしっかりと吸収することができます。
植え替えが完了したら、このように棒を立てトマト苗が倒れないように支えを設定します。
支えに使用する棒は何でもいいです。
ホームセンターなどで専用の支柱を購入する必要はないです。
また、このように支柱と苗を固定しておきましょう。
固定する際には、お手元にあるビニールロープなどでもOKです。
ですが、予算に余裕のある方は、このような園芸用のビニールタイ(カッター付き)を1つ購入しておくと便利です。
これでトマトの苗の定植が完了です。
定植後は、土の上からもたっぷりと水をかけてあげるようにしましょう。
その際、ハイポネックスから出ている「リキダス」を与えるのもおすすめです。
リキダスは根の活力剤としても効果的で、私は定植後に水で薄めて必ず与えています。
リキダスはカルシウム多く含んでおり、トマトの尻腐れ対策にも有効なので、1本購入しておくと便利です。
これでトマトの苗の定植は完了ですが、作業はまだ終わりではありません。
植えつけた苗の周りに風よけを設定しておくことも大切です。
まず、このような袋と棒を4本用意してください。
袋も棒もなんでもいいです。
私の場合は、使い終わった培養土や堆肥、肥料などの袋を取っておいて、その袋を使っています。
苗の周りに、4本の棒を立てておきます。
そして、苗を囲むように袋を被せます。
これで、風よけの設定完了です。
トマトを定植する時期は、まだ朝晩が冷え込むこともあるので、風よけを設定することで暖かく保つことができます。
また、風によるストレスや、風で害虫が飛んでくるのを防ぐこともできます。
風よけの設定が完了したら、最後にラベルを挿しておきましょう。
トマトを病気に強くする方法(コンパニオンプランツの活用)
私はやっていませんが、トマトの苗と一緒にネギやニラの苗を一緒に植えるのもおすすめです。
これらは、コンパニオンプランツと呼ばれ、このようなメリットを得ることができます。
- 病気にかかりにくくなる
- 外注を寄せ付けない
ネギやニラの苗を植える場合は、トマトの苗と同じ場所に挿しておけばOKです。
もしくは、複数の苗を定植する場合には、株と株の間に植えつけても問題ないです。
定植時の注意点
露地栽培での注意点
トマトは、根が下へ垂直に伸びていきます。
そのため、このように畝(うね)を作って定植しましょう。
畝の高さは、最低でも30cmは欲しいところです。
また、時間や予算に余裕のある方は、このような黒マルチを設定するのもおすすめです。
黒マルチに穴をあけて、そこにトマトの苗を植えていきます。
黒マルチを使用することで、土の中の温度を保つことができます。
また、土壌の乾燥対策や雑草が生えるのを抑えることもできるので、トマトの栽培管理が非常に楽になります。
プランターでの注意点
上記でも説明しましたが、トマトは垂直に根を伸ばします。
そのため、プランターで栽培する場合は、高さのあるものを選びましょう。
最低でも、高さ30cmのプランターがあると、育てやすいです。
最後に
今回は、トマトの苗の定植(植え替え)方法を紹介しました。
トマトの定植は、とても簡単です。
ホームセンターなどでトマト苗を購入された方は、ぜひ参考にしてください。